コラム

白馬の木彫の歴史

  今から50数年前、北城中学(現白馬中学)の美術の教諭であった石沢清と、白馬に移住し窮乏を極めながらも日本洋画壇の注目の旗手になっていった奥田郁太郎との出会いから、それは始まった。そのころ新米教師であった石沢だが、奥田郁太郎に師事し、子供達に絵を描くことの楽しさや芸術の面白さ奥深さを伝えていった。しだいに北城中学の子供達が描く絵は、日本中の注目を集めることとなる。

 それと平行して、自由画教育の先駆者〜山本鼎画伯の提唱で大正7年頃信州上田地方で発祥した農民美術(北欧で作られた木端人形等の素朴な民芸品を、気候・風土の似ている上田あたりで作っていた)も北城中で取り入れられ、木彫も盛んに作られるようになった。

 現在白馬では、8人の木彫作家が活躍している。

宮島 勝
(白馬宮島工芸館。入館料300円/小学生以下無料。MapA-イ3)
太谷 定光
(杣人/そまびと。見学可。MapA-イ2)
松澤 登美雄
(ロッジ木彫小屋。木彫体験可。MapA-エ2)
峰村 徹
(みね工房。見学は連絡後。MapA-エ3)
丸山 譲・和之
(ギャラリー夢民。見学可。MapA-イ2)
郷津 一美
(長野市等で木彫り教室を開催)
高橋 本栄
(日展・現代工芸美術作家)